出不精男の日常と襲撃

日々の出来事を淡々と。

魚くさいマッサージ屋さん。

どうもこんばんは、管理人です。

 

 

昔働いていた老人ホームでのお話

約2年間程介護職員として働いていた老人ホームで、目が不自由な入居者のおばあさんがいた。そのおばあさんは、食事に魚が出るとうまく食べることができず、決まって素手で食べていた。

その光景を見るたびに僕は、「◯◯さん、汚いからやめてくださいよ!」と露骨に怒った口調で注意していた。

認知症も患っていたため、そのような僕の注意も2~3分で忘れてしまい、注意されては素手で食べ、また注意されては素手で食べの繰り返しだった。

当然の如くおばあさんの手は魚特有の生臭さを放っており、正直僕は手を洗う介助を避けていた。

そんなある日、体力を使う業務が立て続けにあって疲れ果てていた僕は、仕事中に入居者の共同スペースにあるソファに腰掛けてボーッとしていた(ダメな社会人の見本ですな)。

ふと隣を見てみると、素手で魚を食べるおばあさんもちょこんと座っていた。故郷の童謡みたいなのを手拍子をしながら歌っていた。毎日その童謡を歌っているけれど、なんとなく寂しそうな表情だったから、話しかけてみた。

 

管理人「◯◯さん、手拍子で疲れたでしょ。肩揉みますよ!」

 

おばあ「ありゃー、ありがとうごじゃいます~。ちょこちょんちょんホイホイ!」(ちょこちょんちょんホイホイは彼女の口癖)

 

一通り揉んだあとに仕事に戻ろうとしたときだった。

 

おばあ「ありがとうごじゃいましたー。じゃあ今度は私がします。ちょこちょんちょんポイポイ!」

 

管「えっw そんないいっすよー!いいんすけどじゃあちょっとよろしくお願いします!(職員としてあるまじき行動)」

 

とっても丁寧で優しい揉み方だなーと揉んでもらって数秒でわかった。苦しかったことや辛かったこと、嬉しかったことも全て受け止めてきた手なんだろうなと思った。そうでないと、こんなに相手を思いやった肩揉みなんてできないだろうと思ったから。

しばらくしてから魚の臭いがしてきて、おばあさんが素手で魚を食べていることを思い出したけど、なんかどうでもよくなった。なんだか自分は小さい人間だなーと思った。

その日の僕の仕事着は肩から何とも言えない異臭を放っていたけれど、優しさをお裾分けしてもらったような、そんな幸福感を味わえた気がしてその日の業務を終えた。

 

 

合格

准看護師の試験、無事合格しました。これも皆さんの応援のおかげです。本当にありがとうございました。次は正看の学校ですが、ここでも結構頑張らなくてはいけません。図々しいこと甚だしいですが、引き続き応援よろしくお願いします(笑)

 

それじゃまた。