出不精男の日常と襲撃

日々の出来事を淡々と。

風呂場の怪奇。

トラウマというものは人によって様々で、それは何かの出来事が原因で起こったものか、あるいはそこに理由や原因などなく、本人にしか理解できない恐怖の体験であるのかもしれません。。。

 

ある夏の蒸し暑い夜だった。

私は体にまとわりついた汗を流そうと、自宅の風呂に入ろうとしていた。

「毎日暑いな~、やだな~怖いな~。」なんて事を思いながら、風呂場の扉の前に立った。
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その日は両親も寝静まった夜中だったもんで、辺りはシーーーン、、、と、静まり返っていた。唯一の明かりは脱衣所の小さな電球が一つ。ポツン、と光っていた。

「よし、さっさと服脱いで、ジャアアアアっとシャワー浴びてザブゥゥゥンと風呂に浸かるかー。」てな事を一人でぶつくさ言いながら、いそいそと服を脱いだ。とは言うものの焦って脱いでしまったもんで、なぜかパンツから脱いでしまった。着ている物は薄い肌着シャツと趣味の悪いハイソックスのみ。

「やだな~怖いな~これじゃただの変態だな~。」と、これまた一人でぶつくさ言いながらもパンツも脱いだ。
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すると、ふと、右の臀部に違和感を感じた。

「ん?おかしいなぁ。パンツは脱いだはずなんだけどなぁ。ウ○コ付いてるのかなぁやだなぁ怖いなぁ~。」なんて思いながら、なんとなーく、その臀部に触れてみる。

 

「うううわっ!!!!!」

 

思わず叫んだ。触ったものは明らかに自分の尻ではない、全くの別の感触だった。頭の中ではパニックになりながらも様々な事を思い浮かべている。
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「さっきのはなんだったんだ?ウ○ンコだったのか?それとも、この世の者ではない、得体の知れない何かか?」

思わず私は尻を揺らした。某深夜番組のオープニング映像のような緩やかな揺れなんかではない。小刻みでかつ大胆なビートを刻む尻の振動を、数秒間続けた。ただただ必死の形相で、続けた。

すると、右臀部の違和感はなくなった。それと同時に何処かで聞いたことのある奇妙な音を私の耳が捉えた。

 

ブウウウウウウン

 

その音がする方へ私は目をやった。するとそこには見覚えのある黒い物体があった。そう、それはゴ○ブリだったのだ。

私は驚きながらも、数歩後ずさりして風呂場の扉を静かに開けた。


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いかがでしたでしょうか。私の恐怖体験。

あれ以来、私の尻には何かが引っ付いたりすることなどはなく平穏に過ごせています。

 ちょっと、耳をすませてみてください。ほら、あなたの後ろから聞き覚えのある羽音が聞こえてきませんか.....?